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Father's son

promisid-land.netを立ち上げた理由について。

挨拶に代えて

宝官 隆典

1963年2月8日生まれ

大阪 阪南大学卒

 

株式会社 西松屋赤ちゃんの店

株式会社 B&G

代表取締役

 

趣味

空手 新国際空手道連盟 芦原會館二段

ギター

読書

好きな音楽

浜田省吾

吉田拓郎

寺内タケシ

加山雄三

僕の人生は社史そのもの。

社史を語る前に、少しだけ父の事を書いておく。

それは孫である我が息子の為にも。

 

 

1932年1月21日

父、宝官久人は、祖父が創業して、90年になるペン屋の次男として生を受けた。

家業は長男である伯父が継ぎ、

次男であった父は、姫路の呉服屋に嫁いだ姉を手伝いながら過ごしたという。

1960年10月。

義兄の出資で津山の駅前商店街に小さな店を開店

〜株式会社 西松屋赤ちゃんの店〜

全国展開されてる西松屋チェーン様とはよく間違えられるが、別会社である。

ほどなくして駅前商店街から、津山のメインだった商店街に、数年後には津山にできたデパート形態のお店の横に移転。

創業55年の2015年までそこで営業を続けた。

晩年はお宮参り、七五三衣装、それに節句人形をメインとして営業した。

家内が父の跡を継ぎ、店を守った。

子供服は、僕が百貨店へと販売の場を移し、B&Gとして特化していった。

2004年5月末。

病が見つかった。

既に手の施しようがない状態だった。

そんな父から検査を勧められた。

こんな時でさえ、子どもの生命最優先。

凄いと今も誇りに思う。

最後の入院時『なんでも鑑定団録画しておいてくれ!』とひとこと。

必ず戻るつもりでのひとこと。

そして父も自宅での最後の晩餐になるはずの日、僕は接待で出かけた。

必ず「次回」があるつもりの行動。

しかし父は容体が急変し、呆気なく逝ってしまった…。

2004年9月5日の早朝のこと。

 

僕と妹はどうしても、父の人生そのものである店から送り出したかった。

店で通夜、葬儀を執り行った。

物静かな人と言われていた父。

だが、そんな父が最期に暴れた。

通夜から台風到来、葬儀の際はシャッターがめくれ上がる程の暴風雨。

出棺して、通常なら車で10分かからない火葬場まで40分近くかかる程の強烈な暴風雨の大荒天を呼んだ。

よほど無念で、行きたくなかったのだろうか、

最期に暴れて暴れて旅立った。

僕の生母を僕が生後8か月の時に亡くし、悲しみもしまいこんで、我が子に事業に、お客様のお子様に愛情を注いで旅立った父。

創業から55年の間に日本は変化する。

和装の着物や雛人形などの伝統的なものを作る職人が居なくなる。

後継者もなく、次第に

海外生産に。

 

2015年の春一番が吹く頃。

スタッフのひとりから外回り提案を受け、市内や近隣の郡部をくまなく回った。

待つ側から訪ねていく側へ。

画期的な変革ではあった。

スタッフには感謝に尽きる。

5年後を思えば保たない気持ちを拭うには至らなかったけれど、

行動を起こしたことで何かが吹っ切れた。

行く先々の地で出会えた一人一人のスタッフへの感謝が大きくなる一方で

2015年初夏、僕は父の店の閉店を決めた。

父の想いから始まった会社は、業態を変えて今年 創業60周年を迎えられた。

赤ちゃんと子供達を見つめて60年。

この節目に、最初の業態の店舗閉店を決めた頃と同じような感情が芽生えた。

それを形にしようと決めた

それを形にしてくれる巡り合わせにも出会えた。

創業60年を機に、これから新たな事業を始める。

大切な人の睡る場所。

逢いに行ける約束の場所。

それは何より僕が父に逢いたいからに他ならない。

今も迷い悩むとかつてのお店の座敷に座る。

残された着物を眺めながら父を想う。

蛍光灯に浮かぶその場所は、時には昭和にタイムスリップして、あたかもそこに父が居るような感覚に落ちる。

しばしの対話に似た自問自答を繰り返す。

そういった物理的な場所も、築50年超となり、取り壊さねばならない時が近づく。

大切な場所。

何より大切な人。

忘れない。

大切な人をずっと身近に感じていたい。

いつでも想い出したい時に会える。

約束の場所。

僕には息子が居る。

親としては、お墓を維持する事含め負担は残したくない。僕がいつか目に見える姿を失ったとしても、逢いにきて欲しい。

ここに綴った父と僕。

息子に伝えたい。

父や僕がどんな風に人生を紡いで来たのかを。

父として。そして

Father’s son〜父の息子として。

そういった個人的な願いから、このネット霊園「生きてる証」がスタートした。

大切な人と繋がれる場所や形を創りたくて。

それは僕の祈り。

たったひとつしかない命を燃やす、すべての人へ。

ここにあなたの“生きた証”を残しませんか?

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